危険がすぐそこに!よもぎ蒸しサロンで注意したい5つのこと
温活サロンとして、開業しやすいメリットのある「よもぎ蒸し」
韓国発祥ともあって、美容フリークやyoutuberたちが紹介し「温活」「汗出し」として人気があります。
当サロンでも「黄土がいい!」と検索してくださる方も増えて、もっと広まってほしいなと思う反面、妊活や症状緩和の口コミだけが先行して「やっていれば改善する」「たくさん行けば成果がでる」という考えがあるのも事実です。
4年以上よもぎ蒸しサロンに従事した経験から、体にとって危険な面もあることをお伝えしたおきます。
集中的に行くよりも、長く続けるよもぎ蒸しが良い
どうしても効能効果を期待してしまうリラクゼーションやエステは、集中的に回数に行けば不調が改善するスピードが上がるだろうという考えが残っています。
もちろん、内容によっては3ヶ月とか1ヶ月にフォーカスして通っていただくのは良いと思います。
ただ、人間の体って簡単に変われないのですよ。
血液は3ヶ月、細胞は7年以上
この数字、決して嘘ではなく本当の話。特に細胞は栄養不足や添加物で劣化しているので、7〜10年という数字も出ています。
3ヶ月、7年という年数が物語っている上、1か月集中的によもぎ蒸しに通っていただいても、体感できるのはほんの少し。本当の変化に気づけるのは半年〜1年以上先のことです。
よもぎ蒸しは漢方を使っています。漢方は医薬品ではなく、自然由来の植物を使っているので緩やかに効いてきます。その辺は皆さんもご存知の通りで、よもぎ蒸しの漢方の例外ではありません。
そして蒸気で蒸しあげる(人間の細胞を)ことも、自然な形で体へアプローチしているので、体質改善や病気に対する予防には、本来なら月日がかかるものなのです。
体質的にもよもぎ蒸しがNGの人もいる
自然療法とはいえ、全員ができるものでもありません。
- 虚弱体質
- 高血圧
- 心臓疾患
- 酩酊中
- アルコール摂取後
- 体温が元々高い
- 血管の病気 など
サロンでは問診等があるので、必ずお客様の体調や病歴などはお伺いすると思いますが、温まることでリスクがある方は、医師の判断を受けてからサロンに行くのがおすすめです。
皮膚が弱い方は、当サロンではお話を聞いた後、目的に応じて温度調節をしながらやっていきます。個人差があるのでお気軽にご相談ください。
こんな記事も書いています。サロンを出た後にでる反応の話をリアル目線で。
よもぎ蒸しが危険な理由
ちょっと間違えると、一生残るほどの危険なことが起きてしまいます。
それは、やけどです。
特に初めてよもぎ蒸しを受ける方は、本当に注意していただきたいことがあります。
それは、座りっぱなしは超キケンなんだということ。デスクワークと同じ。デスクワークで9時間以上座っている人は、死亡リスクが上がるなんて言われてますよね。
よもぎ蒸しもその通りで、じっと同じ姿勢(膣に蒸気を当てようと、大股姿勢をずっとやるとか)でいることで、内腿にやけどを負う事例も少なくありません。
マントを着て座ったら、こまめに姿勢を変えることが大事です。少し温まったなと感じたら足をあげたり浅く座ったり。体の各方面を温めることで、タラーリと汗が出たり皮脂腺が活発になります。
いやいや、そんな人居ないよとか、サロン側の指導がなってないと思いますが、本当にある話ですので、注意してほしいです。
脱水やのぼせも注意してほしいです。この2点は慣れてきた方が陥りやすいのですが、私は大丈夫だ!このぐらいの熱さは平気と言ってしまうこと。どんどん体力と水分が消耗して、終わって立ちあがろうとしたら、ぐらっとくることは酷暑の昨今よく起きています。
サロン側が準備してくれる水分補給は最低レベルで。ご自身でもサロン当日は、いつもの1.5倍多めにのむことが細胞の新陳代謝を高めてくれます。
おわりに
一見簡単でラクで、温活できるなら黄土よもぎ蒸し最高!とガッツポーズしたくなるけど、危険と隣り合わせの技術というのも覚えておいてください。
サロン側でも、十分注意喚起の声がけはしますし、異変に気づけるよう、途中でお話をさせていただくこともあります。
ご来店いただく方が、お一人でも快適な翌朝と毎日を過ごせるように、アドバイスしますね。
ではでは、今日はこのへんで!